武井シェフBlog

プロフィール

sankara屋久島エグゼクティブシェフ
武井 智春
1966年群馬県生まれ。
素材が持つ力を十分に、美しく引き出す料理を目指しています。
趣味は、ダイビングです。

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可憐な月桃の花と極上豚肉

月桃.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 

突然ですが、この花、なんだか分かりますか?
実は大粒のスズラン!・・・ではありません。 

月桃(ゲットウ)の花です。
月桃とは熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本で、日本では九州南部から沖縄に分布。 

屋久島にもあちこち自生し、春頃から初夏まで可憐な花が見られます。


この月桃、6年前に沖縄・八重山諸島(西表島)を始めて訪れた時に、そこの民宿のお母さんに教えてもらった植物で、沖縄では昔から月桃の葉にムーチー(餅)を包んで蒸すほか、香り付けを兼ねて饅頭の包装に使用されたり、肉や魚を包んで蒸し焼きにするなど幅広く利用されています。

種子は漢方にも用いられ、葉っぱを手の中で揉むとなんとも言えない香りが立ちます。また、ポリフェノールを多く含み、ハーブティーとしても利用が出来るという、一人で何役もこなす優れものなのです。

 

サンカラでは料理にこの月桃の葉を使っています。
自分は特に動物性の脂と合わせるのが好きで、鹿児島の肝属町で放牧されて育っている放牧肝属豚(三元豚)をローストする時に一緒にして蒸し焼きにします。そうすることで清涼感のあるレモンのような香りが食欲をそそり豚肉を美味しく包んでくれます。
月桃によって潜在能力が覚醒した極上の豚肉・・・ぜひ召し上がって頂きたい一皿です。

肝属・放牧豚.JPG  ↓↓放牧肝属豚を丹精込めて育てておられる「えこふぁーむ」さんのホームページです↓↓


http://www.eco-pig.net/


「えこふぁーむ」さんの循環型生産方法には素晴らしいものがあり、そのこだわりが極上豚肉誕生の秘訣ではないでしょうか。

代表の中村さんには、ホテルのオープン前から大変お世話になり、その考え方にも共感しています。

是非、皆さんもホームページをのぞいてみてください。

 

昨年12月には、「えこふぁーむ」さんの農場にも伺いました。
広々とした大地での伸び伸びと育っている放牧豚達が印象的。

 

_DSC8302.JPGのサムネール画像のサムネール画像写真は、放牧肝属豚(三元豚)、放牧黒豚たち・・・。

 

_DSC8410.JPG _DSC8330.JPGのサムネール画像

コメント

こんにちわ。
今週18日 屋久島に行った折に 立ち寄ってランチをいただきました。
午前中は屋久杉ランドで歩き回り、日々アクティブ&ハードウォーキングだった私たち女子x2名は 男組と分かれて ゆったりとした時間を得るためにサンカラへ伺いました。
本当においしいお食事を堪能し、また窓からの素晴らしい眺めが一層思い出深いものにしてくれました。
楽しく美味しい記憶として いつまでも思い出されることと思います。ありがとうございました!

T.T様

この度は私どもsankara hotel&spa 屋久島にご来館下さり、誠に有難うございます。お天気の良い日に大海原の海をご覧いただきながらのご昼食、ご満足いただけましたようで大変嬉しく思っております。屋久島の大自然をご堪能された後に、屋久島と九州の素材をふんだんに使いましたお料理をお召し上がりいただき屋久島の良い思い出として頂けましたら幸甚です。まだまだ屋久島には知られざる素晴らしい自然の宝庫がございますので、ぜひ次回はご宿泊頂き、太古の時代から変わらない屋久島と進化し続けるサンカラのフレンチを是非再発見していただけましたらと思います。
またのご来館お待ちしております。誠に有難うございました。

武井 智春 sankara hotel&spa 屋久島

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