武井シェフBlog

プロフィール

sankara屋久島エグゼクティブシェフ
武井 智春
1966年群馬県生まれ。
素材が持つ力を十分に、美しく引き出す料理を目指しています。
趣味は、ダイビングです。

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メリークリスマス 巨大ポインセチア

クリスマスの花と言えば、「ポインセチア」。

都会では鉢植えしか見た事がありませんが、

サンカラホテルの近くで巨大な「ポインセチアの木」を見つけました。

 

ポインセチア3.JPG原産地のメキシコでは、5mにもなるそうで、屋久島のは、4m近くありました。

 

ちなみに「ポインセチア」という名前は、アメリカのメキシコ大使だったポインセット氏が本国に持ち帰り、広めたことで「ポインセチア」になったそうです。

 

メキシコでは、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれているそうで、

花言葉は、「祝福する」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「清純」。
まさに聖なる夜を飾るに相応しい花ではないでしょうか。

 

ポインセチア.JPGホテル近くの県道から少し入った農道にある「ポインセチアの木」。
お客様の送迎では通り道でもありますので、屋久島にお越しの方は是非ご覧になってください。

あと1カ月くらいは咲き続けることでしょう。

 

ポインセチア2.JPGのサムネール画像

 

燻製職人田中さん

今回は、燻製職人田中さんのトビウオ燻製を紹介します。
田中さんは、大阪出身ですが、血筋は熊本天草で九州男児。
大学卒後に世界放浪の旅をして、10年前に屋久島にたどり着き、移住されたそうです。
屋久島では、5年間漁師としてトビウオ漁の船に乗り、今は燻製職人でご活躍中。
漁師時代に「獲れたお魚を一匹残らず大事にしたい」と思ったことから、燻製作りが始まったそうです。

 

燻製出来上がり.JPG屋久島はトビウオ漁で日本一の水揚げを誇ります。
メインはやはり安房漁港で、年間の水揚げは900t以上。
その漁獲量の実に70%がトビウオだそうです。
一度は自分もトビウオ漁の船に乗って見たいものです。


旬は初夏から初秋で、トビオウの種類も年間通して10種類程あり、島の郷土料理では、つき揚げ(薩摩揚げ)や刺身、丸ごと唐揚げなどがあります。

サンカラでも前菜などに自家製の燻製をコースの中でお出しすることがありますが、燻製作りは奥が深く、なかなか難しいものです。


田中さんの燻製は、新鮮な魚を材料に、化学調味料や薬品は使いません。
燻煙の材料は屋久島の里山の桜の木を使用。
魚の燻製には一番の材料で良い香りです。
しかもこの燻煙材は、環境に配慮し、間引きや剪定で出たものを使用しています。

 

飛魚燻製.JPGそして今回、田中さんにお願いし、特別にサンカラ用として作って頂いたものが
「トビウオの真子入り燻製」です。
希少な真子入りトビウオ燻製は、50個限定で販売中。

 

真子入り飛魚.jpg

 
その他 田中さんはシイラ、ダツ、ロウニンアジ、また魚の肝など珍しい燻製も手掛けておられます。

 

超希少、屋久島産「百花蜂蜜」に出会う

幻の百花蜂蜜がついに入荷しました! 

 

蜂蜜1瓶.jpg

極少生産のため、情報を公開することで生産者の方にご迷惑をお掛けするのではないかと悩んでいたのですが、あまりにもその味が衝撃的だったのでブログでも紹介させてもらうことにしました。
当然ながら、当ホテルでもわずかしかお分けできないのが私としてもツライのですが・・・。

 

屋久島にはこだわりを持った方が非常に多く住んでおられます。
その中のひとり、ドイツ人の養蜂家、レミーカミンスキーさんは、屋久島に移り住んで25年。
蜂蜜への情熱は半端ではありません。 

 

レイナーカミンスキー 養蜂家.JPG 蜂蜜.JPG

そんなレミーさんが太鼓判を押すのが、屋久島産「百花蜂蜜」。
屋久島の野山のいろいろな花から取れるこの「百花蜂蜜」の収穫は、4月、5月のわずか2ヶ月間のみ。
しかも今年は雨が多く、例年にも増してあまり取れなかった希少な蜂蜜です。 
非常に香り豊かで濃厚な屋久島の花が詰まっています。
取れたてのハチミツをひと口舐めると口の中いっぱいに大自然の花畑が広がっていくようです。
屋久島の味を屋久島で味わう醍醐味。あぁ、これぞ至福のひととき。
あまりにも数が少ないので、料理にどう取り入れるか悩んでしまいます。


 幻の屋久島産「百花蜂蜜」は、『sankara hotel&spa 屋久島』のショップで限定販売。
ホテルにお越しの方だけにこっそりお分けします。

ちなみにレミーさん 6月から9月はアカシヤ・シナ・蕎麦の蜂蜜取りに北海道に出かけてしまいますので、シーズン中は、お会いできるのも希少かも。

 

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